江戸川区議会 2004-09-15
平成16年 第3回 定例会-09月15日-01号
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午後一時一分開会
○議長(八
武崎一郎 君) ただいまから平成十六年第三回
江戸川区
議会定例会を開会します。
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○議長(八
武崎一郎 君) これより本日の会議を開きます。
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○議長(八
武崎一郎 君)
招集者の
あいさつを許します。
多田区長。
〔区長 多田正見君登壇〕
◎区長(多田正見 君) 平成十六年第三回区
議会定例会の開会にあたり、ご挨拶を申し上げます。
今年は、
地球温暖化を象徴するような、本当に暑い夏でありましたが、その猛暑を忘れさせ、区民の
気持ちを奮い立たせる、素晴らしく感動的な出来事が数多くありました。
アテネオリンピックは、
日本人選手の大活躍に沸き、その幕を閉じましたが、とりわけ
区内在住、あるいは区で育った九人の選手の出場とその頑張りは、区民に大きな希望と勇気を与えてくれました。
柔道女子六十三キロ級で金メダルを獲得した谷本歩実選手をはじめ、世界の大舞台で活躍するアスリートが、この
江戸川区から多数生まれたことの誇りと喜びを、区民ともども分かち合い、その健闘に、あらためて大きな拍手を送りたいと思います。
また、今年二十九回目を迎えた
花火大会も、そのスケールと華やかさにおいて圧倒的でありました。
江戸川の河川敷を埋め尽くした大観衆は、夜空一面に広がる花火に、文字通り時を忘れ、感動に包まれたのであります。
協賛金も昨年より増え、区民の花火にかける情熱は、不況を吹き飛ばす勢いであります。今や、日本を代表する「
江戸川区
花火大会」は、まさに、区民の心意気を全国に示す最高のイベントであります。
一方、昨年に引き続き実施した、中・高校生の
海外派遣事業「
青少年の翼」は、異国の文化と歴史に直接触れ、多くの外国の友人と交流する、かけがえのない体験でありました。
子どもたちは、人に触れ合う大切さを学び、親や
仲間たちに支えられて自分があることに気付き、この上なく、感謝の
気持ちに満たされたと異口同音に話しております。
また、
学童疎開六十周年を記念して派遣した「
青少年の
平和大使」も、かつての疎開の地を訪ね、平和とは何かを深く考える機会を得て、その実現に努力することの大切さを、しっかりと心に刻んだのであります。この事業は、悲惨な戦争の記憶を風化させないという観点から、多くのマスコミにも取り上げられ、高い評価をいただいたところであります。
これら二つの事業に参加した
子どもたちは、何ものにも代えがたい今回の体験を、ぜひ、地域や
仲間たちに伝えたいと意気込んでおります。人生を磨く貴重な体験を得た
子どもたちが、未来に向けていきいきと巣立つことに大きな期待を寄せるものであります。
区民の最も関心の高い「安全・安心の
まちづくり」については、地域を愛する区民の具体的な行動が、いたるところで大きなうねりとなり、
区内全域に広がりを見せております。
各地域の町会・
自治会、
商店会等を中心に、相次いで安全・
安心パトロール隊が結成されたほか、ウォーキングや犬の散歩の時に
パトロールを行うなど、地域を良くしたいという区民の思いが次々と形になっております。これらの
区内全域での区民の取り組みと、区・警察とが協力し、
犯罪発生に大きな
抑制効果を発揮しているのであります。
さらに、顕在化する
青少年の非行についても、先月、東京都では、「
青少年育成総合対策推進本部」を設置し、都内での
青少年をめぐる
治安対策と
健全育成推進のために、特に重点的に取り組む決意を示したところであります。
区としても、この東京都の行動と連携し、共に力を合わせてまいりますが、幸いなことに、本区には、地域をあげて
子どもたちを育て上げてきたという良き風土があります。今後も
青少年が、希望と誇りを持って未来を語ることができるよう、区民の愛情を、地域の宝である
子どもたちに惜しみなく傾けていただきたいと思うのであります。
さて、区民の
地域力を高め、実践する学びの場、「
江戸川総合人生大学」が、いよいよこの十月に開学の運びとなりました。北野 大(まさる)学長をはじめ、
大変力のある講師の方々の協力を得ることができ、各コースとも、定員の二倍を越える申し込みをいただいております。
自らの可能性を切り拓き、地域のために自分を役立てる「心」を育て、ぜひ、行動として実践していただきたいのであります。住民の新たな
地域力を高める象徴的な大学から、「共助の文化」が創造されることを、大いに期待したいと思います。
まちは人の成熟を通して地域の魅力を高め、新たな文化を創造いたします。
まちづくりとは、すなわち
人づくりであり、人の心を思いやる「共育」「協働」の理念のもと、区民の皆さんと区が力を合わせて、新しい時代を築き上げていきたいと思います。
さて、こうした区民の力強い歩みに支えられ、将来に明るい希望の持てる区政ではありますが、財政問題を中心に、その成り行きによっては、極めて憂慮すべき事態を招きかねない、いくつかの要因があります。
国が進める、いわゆる
三位一体改革につきましては、この秋に改革の全体像が示されることになっており、これに向けて、さる八月二十日、
全国知事会で、総額三兆円を超える
補助金の
削減案がまとめられました。しかしながら、この案の中には、
義務教育費の
取り扱い等をめぐって意見の対立があり、今後、削減に見合う
税源移譲の
あり方や、
地方交付税の
算定方法の
見直し等について、さらに、論議が尽くされなければなりません。
また、東京都との関係では、平成十二年の
都区制度改革時に積み残された、いくつかの財政上の課題があります。都と区の
役割分担に応じた
財源配分の
あり方や、
清掃関連経費の
取り扱い、
都市計画税の
配分等、
清掃完全移管の期限となる平成十八年を間近に控え、現在、合意に向けて精力的な論議が行われております。
しかし、都と区の考え方には大きな隔たりがあり、二十三区の要望する内容を実現するには、まだまだ多くの困難が横たわっております。この都区間の
財政調整の問題は、本区はもとより、特別区制度の将来に深刻な影響を及ぼすことになり、不退転の決意を持って、交渉に臨まなければならないと思っております。
一方、東京都自体の
財政状況も極めて深刻であります。平成十八年度には、三千七百億円もの
財源不足が生じるとの見通しであり、これを解消するための「第二次
財政再建推進プラン」が策定されているところです。最近も、二十三区への
補助金の
あり方が、
都財政悪化の大きな要因であるとの、誠に理解に苦しむ見解が公表されております。今後、これらの動きに注視し、内容を見極め、主張すべきところはしっかりと主張していかなければなりません。
さらには、今、地方の
財政需要を押し上げる要因となっている
社会保障費の問題であります。暮らしを直接支える年金や
生活保護、膨張する介護や
医療保険等、
高齢化の進展により、ますますその費用は増大し、このままでは国全体としての制度が維持できなくなる懸念さえあります。
以上、述べてまいりましたように、将来に向けた
自治体財政は、極めて厳しいものがあります。国や都の財政難の問題は、まずもって自らの
内部努力で解決すべきものであり、
地方分権の名のもとに、各自治体に責任転嫁すべきものでないことは当然のことであります。区の裁量度を高め、必要な財源を確保し、区本来の主体性を発揮できる制度が実現するよう、今後も最善の努力を尽くしてまいります。
最後に
補正予算でありますが、
三位一体改革として、平成十六年度に実施された
補助金削減額、十四億六千万円から、
税源移譲された財源を除く
影響額、四億二千万円を補填するほか、国の
緊急地域雇用創出特別補助事業を活用した
登録自転車整理誘導業務の
委託費の計上など、
一般会計、
国民健康保険事業特別会計、
老人保健医療特別会計、
介護保険事業特別会計を合わせての
補正予算額の総額は、二十八億四千万円余であります。
本
定例会には、この
補正予算案をはじめ八件の議案と、平成十五年度決算の認定をお諮りしております。
それぞれご審議の上、ご決定いただきたいと存じます。
以上をもちまして、招集のご挨拶といたします。
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○議長(八
武崎一郎 君) 日程に入るに先立ち、先般
江戸川区
選挙管理委員に選任されました委員を代表し、大
塲委員長より
あいさつをしたいとの
申し出がありますので、これを許します。
選挙管理委員会委員長大塲 久君。
〔
選挙管理委員会委員長大塲 久君登壇〕
◎
選挙管理委員会委員長(大塲久 君) 議長のお許しをいただきまして、
選挙管理委員を代表して一言ご
あいさつを申し上げさせていただきます。
去る六月
定例議会におきまして、
選挙管理委員の改選に伴いまして、新たに私ども四名の委員を御選任いただきました。まことにありがとうございました。
早速各委員を御紹介申し上げさせていただきます。
まず、
委員長職務代理の
深見祐弘委員でございます。
次に、
大谷美喜雄委員でございます。
次に、
井上幸男委員でございます。
私、大塲 久でございます。
どうぞよろしくお願いをいたします。
与えられた職務を全うすべく努力をしてまいりたいと存じますので、
議員各位におかれましても今まで同様一層の御支援、御鞭撻のほどをよろしくお願い申し上げたいと存じます。
以上をもちまして、
委員就任のご
あいさつとさせていただきます。ありがとうございました。(拍手)
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○議長(八
武崎一郎 君)
事務局長に諸般の報告をさせます。
〔
髙﨑事務局長報告〕
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●四総総文三百二十六第十二号
平成十六年九月八日
江戸川区長 多 田 正 見
江戸川区
議会議長
八武崎 一 郎 殿
江戸川区
議会定例会の招集について
別紙告示写のとおり、平成十六年第三回
江戸川区
議会定例会を平成十六年九月十五日に招集したので通知します。
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●四総総文三百二十六第十五号
平成十六年九月八日
江戸川区長 多 田 正 見
江戸川区
議会議長
八武崎 一 郎 殿
議案及び報告の送付について
平成十六年九月十五日招集の平成十六年第三回
江戸川区
議会定例会に提出する
左記議案及び報告を、別紙のとおり送付いたします。
記
〔 以 下 略 〕
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◎
事務局長(
髙﨑賢一 君)
説明員の出席については、区長、
教育委員会委員長、
代表監査委員、
選挙管理委員会委員長から、お手元に配付しました文書表のとおり通知がありましたので、御了承願います。
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△日程第一
会議録署名議員の指名
○議長(八
武崎一郎 君) 日程に入ります。
日程第一、
会議録署名議員の指名。
会議録署名議員は、
江戸川区
議会会議規則第百二十一条の規定により、八番、
藤澤進一君、三十九番、
渡辺清一君を指名します。
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△日程第二 会期の決定
○議長(八
武崎一郎 君) 日程第二、会期の決定。
お諮りします。
本
定例会の会期は、本日から十月十九日までの三十五日間としたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(八
武崎一郎 君) 御異議なしと認めます。したがって、会期は三十五日間と決定しました。
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△日程第三 陳情の
取り下げ
○議長(八
武崎一郎 君) 日程第三、陳情の
取り下げ。
お諮りします。
本件は、さきに
福祉健康委員会に付託した第八号、
千葉街道・
北側地域に
学童クラブの新設を求める陳情及び
建設委員会に付託した第二十五号、(仮称)
榎本ビル建設についての
陳情並びに第二十七号、
仮称グランシティ南葛西建設に関する陳情でありますが、
陳情者からそれぞれの都合により
取り下げたいとの
申し出がありましたので、これを許すことに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(八
武崎一郎 君) 御異議なしと認めます。したがって、そのように決定しました。
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△日程第四 議 案
○議長(八
武崎一郎 君) 日程第四、議案。
第三十八号から第四十五号までの各議案を
一括議題とします。
事務局長に議案を朗読させます。
〔
髙﨑事務局長朗読〕
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第三十八
号議案 平成十六年度
江戸川区
一般会計補正予算(第二号)
第三十九
号議案 平成十六年度
江戸川区
国民健康保険事業特別会計補正予算(第一号)
第四十
号議案 平成十六年度
江戸川区
老人保健医療特別会計補正予算(第一号)
第四十一
号議案 平成十六年度
江戸川区
介護保険事業特別会計補正予算(第一号)
第四十二
号議案 江戸川区
印鑑条例の一部を改正する条例
第四十三
号議案 江戸川区
自転車等の
駐車秩序に関する条例の一部を改正する条例
第四十四
号議案 江戸川区
自転車駐車場条例の一部を改正する条例
第四十五
号議案 町区域の新設及び変更に伴う
関係条例の整備に関する条例
右の議案を提出する。
平成十六年九月十五日
提出者 江戸川区長 多 田 正 見
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○議長(八
武崎一郎 君)
提出者の
趣旨説明を求めます。
池澤助役。
〔助役
池澤正彦君登壇〕
◎助役(
池澤正彦 君) ただいま上程されました議案につきまして御説明申し上げます。
第三十八
号議案、平成十六年度
江戸川区
一般会計補正予算(第二号)は、
歳入歳出予算の総額に、
歳入歳出それぞれ三億四千五百十七万二千円を追加し、
歳入歳出予算の総額を、
歳入歳出それぞれ千九百二十一億六千三百九十九万一千円とするものであります。
予算書・同
説明書三ページをお開きください。
第一表、
歳入歳出予算補正。歳入。第二
款地方譲与税は十億三千七百万円で、
所得譲与税の新設。第十三
款国庫支出金は八億七千四百二十七万七千円の減額で、
保育所運営費国庫負担金及び
児童手当事務費国庫委託金等の減。第十四
款都支出金は三億九千六百三十六万六千円の減額で、
保育所運営費都負担金等の減及び
緊急地域雇用創出特別事業費都
補助金の増。第十六
款寄付金は二十三万一千円で、
指定寄付金一件。第十七
款繰入金は十四億三千五百十二万六千円で、
国民健康保険事業特別会計繰入金等、第十八
款繰越金は八億五千九百五十四万二千円の減額で、
繰越額の減。第十九
款諸収入は三百万円で、
総合人生大学受講者負担金。
五ページ、歳出。第三
款区民生活費は九千八百六十万二千円で、
国民健康保険事業特別会計繰出金及び
区民施設整備費。第五
款福祉費は一億九百十六万七千円で、
介護保険事業特別会計繰出金。第九
款土木費は七千四百十二万一千円で、
土木管理事務費及び
放置自転車対策費等。第十
款教育費は二百八十七万七千円で、
図書館管理費。第十二
款諸支出金は六千四十万五千円で、国
都支出金受入超過額返納金。
以上、
一般会計予算補正は、
歳入歳出それぞれ三億四千五百十七万二千円の計上であります。
次に、七ページ。第二表
繰越明許費補正でありますが、これは
都市計画道路整備受託事業費の一部を繰越明許するものであります。
第三十九
号議案、平成十六年度
江戸川区
国民健康保険事業特別会計補正予算(第一号)は、
歳入歳出予算の総額に、
歳入歳出それぞれ十七億三千九百七十四万七千円を追加し、
歳入歳出予算の総額を、
歳入歳出それぞれ五百八十六億六千六百十五万八千円とするものであります。十一ページをお開きください。
第一表、
歳入歳出予算補正。歳入。第三
款国庫支出金は四億八千百六十八万七千円で、現
年度分、
過年度分の
療養給付費等負担金の増及び
事務費負担金の減。第四
款療養給付費等交付金は三億三千万九千円で、現
年度分、
過年度分の
療養給付費等交付金。第七
款繰入金は八千九百六十万一千円で、
一般会計繰入金。第八
款繰越金は八億三千八百四十五万円で、
繰越額追加。
十二ページ、歳出。第三
款老人保険拠出金は九億百二十九万七千円で、
老人保健医療費拠出金の増及び
老人保健事務費拠出金の減。第七
款諸支出金は八億三千八百四十五万円で、
一般会計繰出金。
以上、
歳入歳出予算補正は、それぞれ十七億三千九百七十四万七千円であります。
第四十
号議案、平成十六年度
江戸川区
老人保健医療特別会計補正予算(第一号)は、
歳入歳出予算の総額に、
歳入歳出それぞれ三億七千九百七十三万円を追加し、
歳入歳出予算の総額を、
歳入歳出それぞれ三百四十四億八千三百四十五万二千円とするものであります。十五ページをお開きください。
第一表、
歳入歳出予算補正。歳入。第二
款国庫支出金は千五百十七万八千円で、
過年度分の
医療費負担金。第三
款都支出金は八千七百十一万三千円で、
過年度分の
医療費負担金。第五
款繰越金は二億七千七百四十三万九千円で、
繰越額追加。
十六ページ、歳出。第二
款諸支出金は三億七千九百七十三万円で、
一般会計繰出金。
以上、
歳入歳出予算補正は、それぞれ三億七千九百七十三万円であります。
第四十一
号議案、平成十六年度
江戸川区
介護保険事業特別会計補正予算(第一号)は、
歳入歳出予算の総額に、
歳入歳出それぞれ三億七千六百十七万八千円を追加し、
歳入歳出予算の総額を、
歳入歳出それぞれ百九十六億七千八百十五万三千円とするものであります。十九ページをお開きください。
第一表、
歳入歳出予算補正。歳入。第二
款国庫支出金は七千六百五十七万九千円の減額で、
介護保険事務費交付金の減及び
過年度分の
介護給付費負担金の増。第六
款繰入金は一億九百十六万七千円で、
一般会計繰入金。第七
款繰越金は三億四千三百五十九万円で、
繰越額追加。
二十ページ、歳出。第四
款基金積立金は九千九百六十二万六千円で、
介護給付費準備基金積立金。第五
款諸支出金は二億七千六百五十五万二千円で、
都支出金受入超過額返納金及び
一般会計繰出金。
以上、
歳入歳出予算補正は、それぞれ三億七千六百十七万八千円であります。
続きまして、第四十二
号議案、
江戸川区
印鑑条例の一部を改正する条例は、
印鑑登録証明にかかわる国の
事務処理要領が改正されたことに伴い、
印鑑登録申請時の
本人確認の
厳格化等を行うものであります。不正な
登録等を防止するため、
照会回答書方式に加えて、
本人確認に必要な書類の提示を求めることを条例で定めます。なお、
本人確認の
厳格化等にあわせて、
印鑑登録関係書類から
性別記載欄を削除する等、規定の整備を行い、平成十六年十一月一日から施行します。
第四十三
号議案、
江戸川区
自転車等の
駐車秩序に関する条例の一部を改正する条例は、
自転車駐車場の効率的な運用を図るためのものです。駐車場内に放置されている未利用
自転車等が増加していることから、警告の日から保管場所へ移送するまでの期間を一カ月から十五日に短縮することとします。平成十七年四月一日から施行します。
第四十四
号議案、
江戸川区
自転車駐車場条例の一部を改正する条例は、駐輪場の新設に伴う規定の整備であります。現在建設工事中の一之江駅西口駐輪場を新たに追加し、平成十七年四月一日から施行します。
第四十五
号議案、
町区域の新設及び変更に伴う
関係条例の整備に関する条例は、瑞江駅北部地区の住居表示の実施にあわせて、関係する三条例を改正するものであります。
江戸川区出張所設置条例における東部事務所の所管区域の町丁名、東京都市計画事業瑞江駅北部土地区画整理事業施行規定の施行地区名、
江戸川区立児童遊園設置及び管理に関する条例における西瑞江一丁目児童遊園及びりんどう児童遊園の位置をそれぞれ新たな住居表示に合わせて改正します。なお、西瑞江一丁目児童遊園の名称についても、瑞江一丁目児童遊園に変更します。住居表示の実施に合わせまして、平成十六年十一月一日から施行いたします。
以上で説明を終わります。
○議長(八
武崎一郎 君) 説明されましたただいまの各議案について、質疑を許します。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(八
武崎一郎 君) なければ、質疑を終結します。
この審査のため、第三十八号から第四十五号までの各議案は総務委員会に付託します。
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△日程第五 報 告
○議長(八
武崎一郎 君) 日程第五、報告。
報告第八号、平成十五年度
江戸川区各
会計歳入歳出決算の認定についてを議題とします。
事務局長に議案を朗読させます。
〔
髙﨑事務局長朗読〕
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報告第八号 平成十五年度
江戸川区各
会計歳入歳出決算の認定について
平成十五年度
江戸川区一般
会計歳入歳出決算、平成十五年度
江戸川区
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算、平成十五年度
江戸川区
老人保健医療特別会計歳入歳出決算、平成十五年度
江戸川区用地特別
会計歳入歳出決算、平成十五年度
江戸川区
介護保険事業特別会計歳入歳出決算。
地方自治法第二百三十三条第三項の規定に基づき、監査委員の意見を付して提出する。
平成十六年九月十五日
江戸川区長 多 田 正 見
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○議長(八
武崎一郎 君)
提出者の
趣旨説明を求めます。磯谷収入役。
〔収入役 磯谷 昇君登壇〕
◎収入役(磯谷昇 君) ただいま上程されました報告第八号、平成十五年度
江戸川区各
会計歳入歳出決算について御説明申し上げます。
初めに、総括的評価について申し上げます。
まず、事務事業の運営につきましては、お配りいたしました「主要施策の成果」のとおりでありまして、一層の見直しを図るとともに、必要な新規事業の推進により、区民の期待にこたえたものと存じます。
次に、財政運営でありますが、経常収支比率がやや高い水準にあり、財政の弾力性に注意を要するものの、実質収支比率、公債費比率は引き続き健全な数値を示しており、平成十五年度におきましても健全かつ安定した財政運営が確保されたと考えております。以下、決算の概要を説明申し上げます。
決算書二ページ、三ページをお開きください。各会計決算総括ですが、各会計の総歳入の合計額は、右から二列目の最下段にありますように三千十二億五千九十二万三千三百四十七円で、予算現額に対する収入率は九九・九二%であります。歳入総額を前年度と比較しますと、二十九億九千七百九十二万七千六百二十九円、一・〇一%の増となっております。
次に四ページ、五ページの歳出でありますが、各会計の総歳出の合計額は、右から五列目最下段、二千九百十七億九千百三十六万四千三百四十六円、予算現額に対する執行率は九六・七八%であります。歳出総額を前年度と比べますと、十一億五千八百五十万九千七百七十五円、〇・四%の増となっております。
六ページから七ページは差額処分表であります。各会計の総歳入と総歳出の差額は、七ページ右欄にありますように、九十四億五千九百五十五万九千一円で、これは翌年度へ繰り越しするものであります。
次に、九ページの
一般会計について申し上げます。歳入決算額は千九百三億二千五百八万九千八百六十七円で、前年度と比べますと三十三億二千二百二十六万九千八百九十六円、一・七%の減であります。また、歳出決算額は千八百二十三億七千五百一万二千七百九十五円で、前年度と比べまして五十四億四千三百五十四万五千二十円、二・九%の減であります。
歳入決算額から歳出決算額を差し引いた七十九億五千七万七千七十二円は、翌年度への繰り越しであります。
十二ページから十七ページまでは、款項別の収入状況であります。
十七ページの最右欄にありますように、収入済額は予算現額を二十一億八千三百八十三万三千八百六十七円上回り、収入率は一〇一・一六%であります。歳出決算額の款項別の支出状況は、二十ページから記載してあります。
二十三ページをお開きください。右から四列目の最下段のとおり、支出済額の合計は千八百二十三億七千五百一万二千七百九十五円で、執行率は九六・九四%であります。右から二列目最下段不用額の合計ですが、五十一億五千三百九十二万九千二百五円となっております。
次に、二十七ページの
国民健康保険事業特別会計であります。本会計の歳入決算額は五百七十四億七千五百七十八万三千十二円、歳出決算額は五百六十五億八千七百三十三万二千三十二円でありまして、
歳入歳出差引額八億八千八百四十五万九百八十円は、翌年度への繰り越しであります。
三十ページ、三十一ページは、款項別の収入状況であります。
三十一ページの最右欄にありますように、収入済額は、予算現額を四億四千九百二十三万二千九百八十八円下回り、収入率は九九・二二%であります。
三十四ページから三十七ページは款項別の支出状況であります。
三十七ページの右から四列目、支出済額の合計は五百六十五億八千七百三十三万二千三十二円で、執行率は九七・六九%であります。右から二列目、不用額の合計は十三億三千七百六十八万三千九百六十八円となっております。
次に、三十九ページの
老人保健医療特別会計でありますが、歳入決算額は三百四十九億七百九十三万千二百九十二円、歳出決算額は三百四十六億三千四十九万五百七十円でありまして、差引額二億七千七百四十四万七百二十二円は、翌年度へ繰り越しであります。
四十二ページ、四十三ページ、これは款項別の収入状況であります。最右欄ですが、収入済額は、予算現額を十七億二千二百八十八万五千七百八円下回り、収入率は九五・三〇%であります。
また、四十六ページ、四十七ページは款項別の支出状況で、右から四列目、支出済額の合計は三百四十六億三千四十九万五百七十円で、執行率は九四・五四%であります。右から二列目、不用額の合計は二十億三十二万六千四百三十円となっております。
次に、四十九ページの用地特別会計でありますが、歳入決算額、歳出決算額ともに同額の二億七千二十七万千六十四円でありまして、翌年度への繰り越しはありません。
五十二ページ、五十三ページは款項別の収入状況、五十六ページ、五十七ページは同じく款項別の支出状況であります。
次に、五十九ページの
介護保険事業特別会計でありますが、歳入決算額は百八十二億七千百八十四万八千百十二円、歳出決算額は百七十九億二千八百二十五万七千八百八十五円でありまして、差引額三億四千三百五十九万二百二十七円は翌年度への繰り越しであります。
六十二ページ、六十三ページは款項別の収入状況であります。
最右欄ですが、収入済額は、予算現額を二億六千七百二十万九千八百八十八円下回り、収入率は九八・五六%であります。
また、六十六ページ、六十七ページは款項別の支出状況で、右から四列目、支出済額の合計は百七十九億二千八百二十五万七千八百八十五円で、執行率は九六・七一%であります。右から二列目、不用額の合計は六億千八十万百十五円となっております。
各会計ごとの
歳入歳出決算事項別明細は、七十ページから三百七十九ページに記載してあります。
次に、実質収支に関する調書について御説明申し上げます。三百八十二ページをお開きください。
まず、
一般会計でありますが、
歳入歳出差引額七十九億五千七万七千七十二円から翌年度へ繰り越すべき財源であります継続費逓次
繰越額及び繰越明許費
繰越額の合計額五億四千八百九十三万九千円を差し引いた実質収支額は、五にありますように七十四億百十三万八千七十二円で、前年度に比べて二十二億九千五百五十九万六千百二十四円の増となっております。
三百八十三ページの
国民健康保険事業特別会計と三百八十四ページの
老人保健医療特別会計につきましては、ともに翌年度に繰り越すべき財源がありませんので、
歳入歳出差引額と同額が実質収支額となっております。
また、三百八十五ページの用地特別会計につきましては、
歳入歳出差引額及び実質収支額は、ともに零円となっております。
三百八十六ページの
介護保険事業特別会計につきましては、翌年度に繰り越すべき財源がありませんので、
歳入歳出差引額と同額が実質収支額となっております。
財産に関する調書は、三百八十八ページから三百九十三ページに記載してあります。
なお、本決算の参考資料として、別冊の「各
会計歳入歳出決算概要説明」をお配りしてあります。
以上をもちまして、説明を終わります。
○議長(八
武崎一郎 君) 説明されましたただいまの決算について、質疑を許します。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(八
武崎一郎 君) なければ、質疑を終結します。
お諮りします。
本件につきましては、十五人で構成する決算特別委員会を設置し、これに付託の上審査することにしたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(八
武崎一郎 君) 御異議なしと認めます。したがって、そのように決定しました。
ただいま設置されました決算特別委員会の委員の選任については、
江戸川区議会委員会条例第五条第一項の規定により、議長から指名します。
事務局長に氏名を朗読させます。
〔
髙﨑事務局長朗読〕
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決算特別委員会委員
六 番 福 本 光 浩 君 八 番 藤 澤 進 一 君
十 番 早 川 和 江 君 十四番 藤 沢 久美子 君
十五番 竹 内 進 君 十六番 田 中 淳 子 君
二十番 笹 本 尚 君 二十五番 間 宮 由 美 君
三十二番 藤 居 阿紀子 君 三十三番 田 島 進 君
三十四番 渡 部 正 明 君 三十七番 土 田 アイ子 君
三十八番 酒 井 実 君 四十四番 花 島 貞 行 君
四十六番 松 下 彰 男 君
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○議長(八
武崎一郎 君) お諮りします。
ただいま指名しました十五人の議員を、決算特別委員会委員に選任することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(八
武崎一郎 君) 御異議なしと認めます。したがって、そのように決定しました。
休憩して、決算特別委員会を開きますので、委員の方々は第四委員会室にお集まりください。
暫時休憩します。
午後一時五十五分休憩
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午後二時二十分再開
○議長(八
武崎一郎 君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
休憩中に決算特別委員会が開かれ、委員長に四十四番、
花島貞行君、副委員長に三十七番、
土田アイ子君がそれぞれ選任されました。
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△日程第六 発議案
○議長(八
武崎一郎 君) 日程第六、発議案。
第二十七
号発議案を議題とします。
事務局長に発議案を朗読させます。
〔
髙﨑事務局長朗読〕
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第二十七
号発議案
郵政事業民営化に民意を反映した慎重な議論を求める
意見書
右の議案を提出する。
平成十六年九月十五日
発議者
江戸川区議会議員 須 田 哲 二
早 川 和 江
深 江 一 之
竹 内 進
田 中 淳 子
川 瀬 泰 徳
須 賀 精 二
島 村 和 成
瀬 端 勇
北 川 浩
藤 居 阿紀子
渡 辺 清 一
田 辺 達 昭
小 泉 敏 夫
花 島 貞 行
江戸川区
議会議長
八武崎 一 郎 殿
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○議長(八
武崎一郎 君) 発議者の
趣旨説明を求めます。二十二番、
須賀精二君。
〔二十二番
須賀精二君登壇〕
◎二十二番(
須賀精二 君) ただいま上程されました第二十七
号発議案につきまして、発議者を代表し、案文の朗読をもちまして、趣旨の説明にかえさせていただきます。
郵政事業民営化に民意を反映した慎重な議論を求める
意見書
政府は、本年九月十日の経済財政諮問会議において、「二〇〇七年に日本郵政公社を民営化し、移行期間を経て、最終的な民営化を実現する。」との基本方針を策定し、即日、閣議決定を行い、郵政事業の民営化を実現しようとしています。
郵政事業は、郵便、郵便貯金、簡易生命保険などの国民生活に不可欠な生活基礎サービスを郵便局ネットワークを通じて全国あまねく提供するというユニバーサルサービスを担っており、運営形態の変更にあたっては常に国民へのサービス向上に結びつける視点で国民的議論が必要です。
しかしながら、平成十五年四月国営の新たな公社として日本郵政公社が発足して、わずか一年余りのうちに国民の不安を無視するかのように民営化方針が決定されたことは、とうてい納得できるものではありません。
今、区民の声を聞けば、郵政民営化に慎重な意見が大半であり、また、民営化により地方を中心に郵便局の統廃合が進み、その結果郵便の全国一律サービスの確保ができなくなるなどサービス低下への不安が高まっており、何のための民営化か疑問が残ります。
よって、
江戸川区議会は政府に対し、
郵政事業民営化の検討にあたっては郵政事業が地域に果たしている役割の重要性にかんがみ、サービスの充実、利便性の確保など諸機能の充実に十分留意されるとともに、利用者である国民や、サービス向上に努めている郵便局現場職員などの声を十分聞いた上で慎重な議論を行うよう強く要望します。
以上、地方自治法第九十九条の規定により、議長名をもちまして、内閣総理大臣あて
意見書を提出するものであります。
全会一致の御賛同をくださるようお願いいたしまして、趣旨の説明を終わらせていただきます。
○議長(八
武崎一郎 君) ただいまの説明により御了承を得たことと思いますので、質疑並びに討論を省略し、原案のとおり直ちに決するに御異議ございませんか。
〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕
○議長(八
武崎一郎 君) 異議がありますので、採決します。
第二十七
号発議案、
郵政事業民営化に民意を反映した慎重な議論を求める
意見書について、賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(八
武崎一郎 君) 起立多数であります。したがって、第二十七
号発議案は原案のとおり決定しました。
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△日程第七 請願・陳情
○議長(八
武崎一郎 君) 日程第七、請願・陳情
ただいままでに受理した請願・陳情は、お手元に配付した文書表のとおりそれぞれ関係委員会に付託します。
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○議長(八
武崎一郎 君) 以上で本日の日程はすべて終了しました。
なお、明日十六日から二十日までは議事の都合並びに休日のため休会し、次回は九月二十一日午後一時から本会議を開会します。
本日は、以上で散会します。
午後二時二十六分散会...